ブルーベック・アンド・ラッシング              ミスター・ファイブ・バイ・ファイブ

デイブ・ブルーベックについてさらに発見。

50年の著作権が切れてパブリック・ドメインになった音源を、まあまあの音質で8枚組クラシック・アルバムにまとめてくれて1枚分の2000円くらいで買えるイギリスのミュージックメロン社のReal Gone Jazzシリーズ。カウント・ベイシー楽団の看板シンガーの一人だったジミー・ラッシングJimmy Rushing(1901~1972)(Mr.5×5ですね。この人は小柄な人でかつ超太っていたので、タテもヨコも5フィートだというので、ミスター・ファイブ・バイ・ファイブというニックネームだったのですが)との「ブルーベック・アンド・ラッシング」(1960)という共演盤があるのは知らなかった。オールド・ベイシー時代(第二次大戦後はニュー・ベイシーと区分するのが普通です)のスウィング全盛時代のヒットBlues in the Darkをやっていて、いいねえ。

ベイシー時代はこれ

You can depend on me もゴキゲンなナンバー。これは極め付け名演Count Basie (p), Shad Collins (tp),Lester Young (ts) Freddie Green (g), Walter Page (b), Jo Jones(ds), Jimmy Rushing (voc).

ベイシー楽団時代の名演を集めたJimmy Rushing with Count Basie and His Orchestra: 1938-1945にも当然入っています。

ジミー・ラッシングとの共演盤の頃のブルーベックはポール・デズメンドではなくミヨーの弟子仲間の盟友ビル・スミス(cl)がパリ音楽院、ローマで音楽の研究をしていた時期にスミスの曲の作品をThe Riddle (1960)、Brubeck a la Mode (1960)とNear Myth(1961)の3枚作っている。最初のThe Riddleは全体として中途半端でバランスが悪い感じだけれど他の2枚はどちらもいい。おすすめです。2枚目は「ア・ラ・モード」に引っ掛けているけれど、モード奏法を取り入れるなど意欲的。ブルーベックは2曲目Bach An’allで対位法フレーズを入れたり、ジョー・モレロがピアノ鍵盤をティンパニで叩いたり、ビル・スミスもミュート・アルトを使ったり、適度にアグレッシブでありかつスイングする。

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